長崎には、歩いて観光する「さるく」というシステムがあります。
歩いてさらく=歩いて回るという意味の長崎弁です。
「さるく」には「さるくガイド」さんがついてくださって、
一緒に観光に付き合ってくださるのですが、
ガイドブックに載っていないことも教えてくださるので
とても面白いんですよ。
有料ですけど、安いと思います。
何回かに分けて、さるいた場所をブログに書いて行きたいと思います!
私が昨日、あるいたコースは
「長崎は今日も異国だった」という南山手を散策する2時間のコース。
通常の「さるく」は決まった日にちで設定されているのですが、
2人以上であれば、行きたい日にち、時間に
通常料金で「さるく」のお申し込みができますので、皆様もぜひ。
待ち合わせ場所の「香港上海銀行」を後にして
最初に向かった場所が「弁天橋」大浦川にかかる橋です。
画像はそこからみた大浦川
すぐそばが海ですので、川の水はほぼ海水です。
こちらは、外国人居留地を整備する際、入江だった場所を埋め立て、川となった場所です。
左側に路面電車の線路が見えていますが、
こちらの下は暗渠。
つまり、埋め立てている訳ではなく、テラスのように突き出している場所に線路を走らせています。
下の古写真は私が撮った写真の反対側から撮ったものになりますが、弁天橋は奥から2番目の橋に
なります。
古写真の真ん中から左上に行ったところに松の木が生えているのは分かりますか?
こちらは「下り松」と呼ばれていました。
松が、海に向かってせせり出ているほどの立派な下り松が生えており、
この辺りの地名も「下り松」と言われていたそうです。
「下り松」から下、家が並んでおりますが、
こちらは全て入江を埋め立てして作った土地の上です。
ちなみに後に「下り松」という地名は縁起が悪いということで
「松ヶ枝」という名に変わっております。