前回「爆笑問題の本」を読んで、
俄然興味が沸いた「高杉晋作」。
もっと理解をしたくてこちらの本を読みました。
高杉晋作が28年8ヶ月の生涯を閉じるまで(結核で亡くなりました)
かなりマメに日記を書いていたそうですが、こちらの本は
日記からその当時の情勢や、晋作自身の内面を読み解く本です。
(ちなみに晋作は「お手紙」もマメだったそうです。)
最初の方に、ざっと晋作の足取りが書かれてあるので、
ノートにまとめながら読みました。
そうしないと、全然理解できないくらい、事件があるのです。
私しか読めない字であろう(笑)
高杉晋作は子ども時代、特段すごく優秀だった訳ではないようです。(かといって龍馬のような落ちこぼれでもなかった)
父親のおかげで、16歳の時に江戸へ行った(殿様、若殿様の御供として)際、丁度ペリーが浦賀にやってきて、開港を迫っていた。
そういう時代の変化に触れる機会があり、松田松陰の掲げる尊王攘夷論に
傾倒していきます。
江戸、幕末時代は、日本が外国の脅威にさらされていきます。
ペリーの来航に発端した、鎖国時代の終了は
日本の中に西洋文化の恩恵をもたらした訳ですが、
この時代の攘夷運動がなければ、外国に植民地化されていた可能性が
あったかと思うと、攘夷運動をおこなった幕末の志士たちに感謝したいですね。
晋作の日記には、その当時有名だった人々の名前が出てきます。
藩を超えた交流、友好関係です。
昔は徒歩、船、馬などしか交通の手段がなかった中
全国の志をもった人々と普通に交流があることもすごいなぁ。
そして、みんなの関心事が
日本をなんとかしないと!ということなんです。
それが、感動的だし、現代の人間が「幕末」に惹かれる所以かな?
と思いました。