「驚くべきリーダーシップの原則」
ルーマ・ボース/ルー・ファウスト著
著者のルーマ・ボースは
カナダ出身の女性で実業家です。
家族の信仰はカトリック教ではありません。
母親から絵本を読んでもらい、マザー・テレサに憧れを持っていました。
彼女は小さいころに、マザー・テレサへお手紙を書きます。
驚くことに返信があり、その言葉に心を動かされます。
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ルーマはその後、大学へ進むのですが、
自分の理想が分からなくなります。
マザー・テレサがいるカルカッタへ。
「神と愛の宣教師会」でボランティア活動を開始します。
ご存知でしたか?
マザー・テレサが創始者となった「神と愛の宣教師会」は
・100か国以上で活動を行い
・4000人が情熱をもってフルタイムで働き
・100万人以上のボランティアが参加している
・世界でもっともよく知られたブランドのひとつであり
・何百億ドルもの資産を運用、活用している 組織なのです。
ルーマ・ボースは
マザー・テレサの実業家としての側面をこの本で紹介しています。
とはいえ、マザー・テレサはお金儲けをしている訳ではありません!
「神と愛の宣教師会」には
8つの原則があるのですが、その原則は企業にも通じるところが
あるということを書いています。
私が一番読んでいて共感したのは
第1の原則:簡潔なビジョンを力強く伝えろでした。
共感というか、自分に一番欠けている部分であると思うからです。
マザー・テレサのビジョンは
「貧しい人びとのなかのもっとも貧しい人びとのために働く」
だったのですが、(ビジョン=使命)
そういうものを持っている人はやっぱり強い。
私にとってのビジョンって何だろう・・・
起業するための心得的な本って沢山あって
だいたい同じようなことが書いてありますが、
マザー・テレサから言われた方が、より納得できます(笑)
そういう点で、他の自己啓発本よりは読みやすくお勧めです。