草彅剛さん主演の『僕の歩く道』に突然はまってしまい
3日間でいっきに11話観終わりました。
今から11年ほど前のドラマです。
ストーリー
草彅くん演じるテルは、自閉症の32歳の男性。
お家は2世帯住宅で母親、妹、兄家族と一緒に暮らしています。
幼馴染の都古ちゃんが獣医として働く動物園で、テルも働くことになるのですが・・・
という感じ。
本当に心温まるいいドラマでした。
周りの人たちはテルから教わることが沢山あって、
みんな『まぁるく』なっていく感じです○
改めて、人って接する人から教わることが多いなぁって感じました。
このドラマ、毎回『お手紙』が出てくるところも好きです。
テルの日課は「都古ちゃんにお手紙を出すこと」
ハガキに今日あったことを書く、
たった3行ですが、リズム感が合ってとっても素敵なんです。
短歌や詩のような響きにも聞こえます。
例えば
都古ちゃんへ
今日は動物園に仕事に行きました。
チキンカレーを食べました。
都古ちゃんが家に来ました。
こんな感じです。
私も誰かにこれやりたいなぁって思いました。
テルと都古ちゃんはよく、仕事帰りに「焼き芋」を買って公園で食べます。
テルが買うときは、自分の分しか買いません。
都古ちゃんが買うときはテルの分も買ってあげます。
公園のベンチには枯葉が積もっているのですが、
テルは自分が座るところしかきれいにしません。
都古ちゃんのことは全く気にしていないのです。
でも、都古ちゃんはそんなテルを受け入れています。
それがテルだからです。
私はこの対応(受け入れる)は、相手が自閉症だからとか、
そういう問題じゃないと思ったんです。
2人はすてきな関係性だなぁって思いました。
何かと、自分の分だけではなくて他人の分もやってあげるのが
当たり前の世の中ですよね。
自分がやりたくてやっているのであれば、すごく良いことだと思いますが、
やってあげているという気持ちでやると、
相手がそうするのも当たり前と思ってしまいがちですよね。
とにかく優しい空気がすごく流れているドラマでした。
テルの特性で、毎日の習慣や、口ぐせが11話の中に何度も繰りかえし出てきます。
それも何か見ていて心地よかったです。
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ここは私が一番大好きな映画
「かもめ食堂」にも通ずるところだなぁと思いました。